プロペシアとミノキシジル(リアップ)の耐性問題で見えてきた原因!

副作用のリスクを承知でプロペシアやミノキシジル(リアップ)を使用しているのに、数年使用したら耐性がついて効かないだとぉぉぉ!!??

そんな情報をキャッチしたので、真実をデータありきで説明しましょう!

結論のキーワードは「加齢」です。「老い」ですwww

【定義】耐性って具体的にどういう状況なの!?

耐性というのは正確には「薬剤耐性」といいます。薬を使っているうちに、同じ量を服用しているにもかかわらず、効果が落ちてしまうことです。

有名なのは、抗生物質などを使用しているうちに、病原菌が抗生物質に対して耐性をつけてしまい、効かなくなるというものです。

抗癌剤でも、使用しているうちに癌細胞が耐性を持ってしまうケースがあることが確認されています。

AGA(男性型脱毛症)の治療の場合、プロペシアもミノキシジルも使用し続けなければ元の状態に戻ってしまいます。

プロペシアの耐性に関する臨床・論文データ

では、まずプロペシアに耐性があるかどうかについて調べてみましょう。

プロペシアの開発元であるMSDや、米生物工学研究センターのデータベースを確認してみました。

まずMSDのデータですが、プロペシアを5年間服用した場合、AGAが改善したり、進行が抑えられたりした人は全体の90%となっています。


出典元:MSD

もしプロペシアに耐性があるのならば、5年後にはAGAが進行しているはずですが、そのような状況にはなっていません。

また、米生物工学情報センターのデータベースには、プロペシアを10年間にわたって服用したケースが収録されています。
参考元:https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/21910805

こちらもAGAが改善もしくは進行が抑制されたケースは96%に上っています。

このような臨床データから、少なくともプロペシアには耐性が存在していないことが分かります。

「プロペシアには耐性がある」という情報は信ぴょう性に欠けます。

ミノキシジル(リアップ)の耐性はあるの?

では、ミノキシジルについてはどうなのでしょうか。

ミノキシジル配合の発毛剤「リアップ」を販売している大正製薬に確認したところ、耐性については明確に否定しています。

大正製薬はリアップの副作用についてはちゃんと添付文書に記載している企業ですし、そもそも製薬会社がこういうところで嘘をつくと社会的問題になりかねませんので、ある程度信用していいでしょう。

外用薬ではなく、内服薬であるミノキシジルタブレットについては、残念ながら臨床データが存在していません。

これは、ミノキシジルタブレットは血圧降下剤として認可されていますが、AGA治療薬としては認可されていないためです。

ただ、いずれにしても「ミノキシジルに耐性がある」というデータは存在していないのです。

結論~科学的根拠はない!加齢が原因?~

こうしたデータなどから、プロペシアもミノキシジルも耐性がつくことはあり得ないという結論にしかなりえません。

では、なぜ効果が低下してしまったとかというと、老化によってミノキシジルの頭皮への浸透力が低下したり、頭髪の成長力がダウンしてしまったりしたからだと推測できます。

まず、老化によって頭皮のタンパク質と糖質が結びつくと「糖化」という現象が起こります。頭皮が糖化すると硬くなり、頭髪の成長力がダウンしてしまうのです。

▼糖化はこういうこと

また、頭皮へのミノキシジルの浸透率が低下し、効きが悪くなるという問題も起きる可能性があります。

老化は毛母細胞の活力を下げるという問題もあります。老化による新陳代謝の低下が、こうした形でも影響を及ぼしているというわけです。

動脈硬化に伴う頭皮の血流悪化も、薄毛の進行をアシストしてしまいます。これらの原因によって起きる薄毛を老人性脱毛所といいます。

つまり、プロペシアやミノキシジルの効果が低下する原因は、あなたの体の側にある可能性が高いのです。

プロペシアやミノキシジルが原因となっている可能性がほぼないというわけです。

耐性がついたのかな~と思う人の対策は?

では「耐性がついて薬の効果がダウンしたんじゃね?」と思っている人は、どのように対処すればいいのでしょうか。

プロペシアだけの人は、ミノキシジルを併用するのがおすすめです。

すでに併用している人は、新薬であるザガーロや、スマートメソのようなより高度な治療がいいでしょう。

絶対やってはならないのは、使用する薬剤の量を増やすことです。

プロペシアだけ服用の人

プロペシアはあくまでもAGAの原因であるDHT(ジヒドロテストステロン)の生成を抑える薬で、頭髪の成長力を直接アップさせるものではありません。

もしプロペシアだけでは十分な効果が得られないと判断したら、ミノキシジルとの併用がおすすめです。

ミノキシジルは頭皮の血管を拡張させ、血行を促進させることで頭髪の成長力をアップさせることが狙いの薬です。

プロペシアの効果が低下してきたということは、老化や動脈硬化によって頭髪の成長力がダウンしてきた可能性があります。

ミノキシジルによって、それをカバーしようというわけです。

既に併用している人

最近になって、プロペシアよりも効果が高いAGA治療薬「ザガーロ」が認可されました。

DHTの生成には5α-リダクターゼという酵素が関係しています。この酵素にはⅠ型とⅡ型がありますが、プロペシアはⅡ型しか抑えてくれません。

一方、ザガーロはⅠ型もⅡ型も抑えるので、より高い効果が期待できます。

また、より高い効果が期待できる治療法としては、スマートメソがあります。

これは、AGA治療薬などを直接頭皮に注入するものです。

薬剤が毛根に対して直接効果を発揮するため、プロペシアのように服用したり、ミノキシジルのように頭皮に塗ったりするよりも効果が大きくなる可能性があるのです。

絶対にしてはいけない事

逆に、絶対にしてはいけないのは、薬の量を増やすことです。服用する回数を勝手に増やすことも、絶対にやめておいてください。

そもそも、プロペシアやミノキシジルは、臨床試験を通じて適量を決めているのです。

試験の結果、ある程度の効果が期待できるうえ、副作用のリスクが低いと判断できる量が処方されているのです。

勝手に量を増やすと、効果が十分に上がらないどころか、副作用のリスクが上がってしまうだけです。

AGA治療薬に限らず、薬は医療機関の指示に従って使用するものです。素人判断で勝手なことをするのは、絶対に避けてください。